未明の殴打事件、目撃証言に疑問…男性に無罪(読売新聞)

 大阪府茨木市でジョギング中の男性を殴ったとして傷害罪に問われた無職・上村宜弘被告(38)の判決が25日、大阪地裁であり、遠藤邦彦裁判長は「犯人と推認される事情はあるが、その証明は十分とはいえない」として、無罪(求刑・懲役2年)を言い渡した。

 上村被告は2008年10月17日未明、同市東奈良の公園で男性の頭をハンマーのようなもので殴り、1週間のけがをさせたとして起訴された。同年12月の逮捕後、一貫して無罪を主張していた。

 遠藤裁判長は▽被告が犯行時間に自転車で外出し、現場近くにいた▽逮捕前に自宅パソコンに「茨木ハンマー」という言葉を入力して検索していた――などを挙げ、「犯人性を疑わせる事情はある」と述べる一方、被害者が「事件直前に被告に似た不審者を目撃した」などと説明した点について、「現場の明るさは十分ではなく、距離も離れていた」と指摘。「犯人とするには疑いが残る」とした。

 判決後、上村被告は「でたらめな捜査で冤罪(えんざい)になるところだった。警察は二度とこのようなことが起きないよう、再発防止を考えてほしい」と話した。

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